登山でスマートフォンを携行される人は多いですよね。私もそのひとりです。写真撮影や歩いたルートの記録、地図データとGPSを利用していますし、緊急時の連絡用としても持ち歩きます。スマートフォンに頼り切ってはいけないのですが、今では登山に欠かすことのできないアイテムになりつつあります。
スマートフォンを利用するうえで、登山中に気になるのがバッテリーの残量です。特にGPSを使っているとバッテリーの消費量が増えてきます。使い始めてから2年経過したAQUOS R2を使っていますが、GPSを使いながらだと6時間ぐらいでバッテリーの残量が20%を切ります。登山中にバッテリー切れになったこともありました。
登山の途中で写真が撮れなくなったり、GPSが使えなくなるのも困るので、日帰り登山用としてモバイルバッテリーを購入することにしました。
登山で持ち歩くモバイルバッテリーに必要なこと
日帰り登山用のとしての必要な機能を挙げてみました。
・最後の数十分から2時間程度使えればいいので充電スピードはそれほど必要ないが、充電しながら操作できること
・日帰り登山用なので大容量は必要ないが、非常時のことを考えて2回ぐらいは満充電できること
・なるべくコンパクトで軽いこと、できれば200g以下がいい。
・途中で壊れては困るので信頼できるメーカーであること、PSE認証は必須。
・日帰り用なので出力ポートは1系統あればいい。モバイルバッテリーの充電に条件はない
以上の条件をもとにネットでいろいろ探してみて決めたのが「ANKER Power Core 10000」でした。
少しモデルは古いのですが、大きさ、重さなどの条件を満たしているし、メーカーの評判も良さそうです。
価格も安かったので購入しました。
「ANKER Power Core 10000」を使ってみて
カタログデータで大きさや重さはチェックしていたものの、実際に商品が届いた時の箱の大きさと軽さに驚きました。

シンプルで上品な感じのデザインの箱を開けたら本体は箱の半分ぐらいの大きさではないですか!
さらに驚きました。

期待して商品を取り出してみました。

本体はマットブラックでシンプルなデザイン、ザラっとした表面なので指紋などの汚れは付きにくそうです。

付属品は60cmのUSB-microUSBケーブル1本と巾着袋、それにユーザーズマニュアルです。

バッテリーの残量を示す控えめなLEDが4つ付いています。日帰りで使うつもりですが、山小屋泊で使うことがあっても、明るいLEDだと周りの人に気を使うため、輝度の小さいLEDは好印象です。

入出力ポートは1系統ずつ、PSE認証もクリアしていて安心です。
ANKER独自のPOWER IQに対応していますので高速な充電が可能です。登山ではそれほど必要に感じませんが、普段使いでは便利な機能です。

側面にはバッテリー残量を現すLED点灯用のボタンがひとつだけ。

大きさは山ヤらしくカラビナと比較してみました(笑)

実重量は182g、カタログ値は180gでしたので、ほぼカタログ通りです。
実際に何回充電できるか試してみました。
AQUOS R2のバッテリー容量は3130mAhです。モバイルバッテリーの容量は10000mAhなので、単純に計算すると3回弱充電できることになりますが、充電の効率もあるのでそんなにはできないかと。
また、実際には0%になってから充電するわけではないので、実使用に合わせて試しました。
私の場合、登山中はバッテリーの残量が20~30%ぐらいになると心配になってきますので、スマートフォンのバッテリー残量が20%ぐらいになってから満充電になるまでを試したところ、満充電が2回、3回目は94%まで充電できました。スマートフォンのバッテリーもヘタってきているので、新しければ2回ぐらいは充電できそうです。これなら日帰り登山で問題なく使えて余裕もあります。

コンパクトなので充電しながらの収納も現状のスタイルのままです。スマートフォンはショルダーベルトの小物入れに入れています。充電が必要になったらバッテリーも一緒のスペースに収まるので、充電しながらの使用も可能です。
ただし、防水ではありませんので濡れてしまうことには注意が必要です。ジップ付きの袋に入れるなどの対策をおすすめします。
最後に
発売当初は“世界最小、最軽量”をうたい文句にしていたようです。発売後4年たった今でも十分なコンパクトさを実感できます。
価格も約2,800円で手頃な値段です。装備は少しでも軽くしたいけど、スマートフォンのバッテリーも心配という人にはピッタリではないでしょうか。
登山だけでなく日常でも使い勝手の良い商品だと思います。
**注意**
私個人の使用条件を基に確認した結果と見解ですので、商品の性能や品質を保証するものではありませんのでご注意ください。
コメント