蓼科山(2530m)

蓼科山山頂 八ヶ岳

3月12日 平日のソロ日帰り登山

平日のど真ん中が急に休みになりました。幸か不幸か週末の天気は悪そうです。明日は晴天の予報、ならば山に行くしかあるまい。
 明日は平日のなので、山もきっと人は少ないだろう。だったら蓼科山の最近ご無沙汰している周回コースを歩いてみようと決めました。でも、これが大きな間違いでしたが…。

=コースタイム=
蓼科山登山口(8:05) ▶ 2110m地点(9:05) ▶ 蓼科山山頂(10:20) ▶ 蓼科山荘(10:40) ▶ 昼食 ▶ 蓼科山荘(11:10) ▶ 赤谷の分岐(11:20) ▶ 大河原ヒュッテ(11:50) ▶ 天祥寺原(12:40) ▶ 竜源橋(13:40)

活動時間(休憩含む): 5時間35分  累計高低差:970m

登山口 ~ 蓼科山山頂

平日なので登山者は少ないかと思っていっましたが、思いのほか入山者は多かったです。7時50分ごろ駐車場につきましたが、すでに10台ぐらい止まっていました。道路、駐車場ともにほとんど積雪はありません。

蓼科山登山口
女神茶屋登山口

女神茶屋向かいの蓼科山登山口からスタートします。晴れた朝を迎えたため、放射冷却でキーンと冷えた空気が心地よい。

南八ヶ岳方面

登山口から少し姿をのぞかせる南八ヶ岳です。あっちも天気は良いみたいですね。

樹林帯の登山道

しばらくは樹林帯の中を進みます。トレースはしっかりとあって迷うことはありません。

凍った登山道

でも、雪の下はガチガチに凍っています。この辺りは斜度が緩いのでアイゼンは無くても歩くことができました。

最初の急登

最初の急登の入り口に来ました。薄く乗った雪の下は凍っていますが、とりあえずそのまま進んでみます。

2110m地点

2110m地点に到着しました。汗をかき始めてきましたので、衣服を調整しつつ休憩です。

ここまで特に危険な場所はないのですが、道は凍っていますのでアイゼンをつけたほうが歩きやすいですね。

蓼科山

休憩を終えて、再び樹林帯へ。空が少し開けてきて樹林帯のすき間から、目指す蓼科山が見えてきました。

2つ目の急登

2つ目の急登の入り口まで来ました。ここも凍っていて踏ん張りがきかず滑ることが多くなったので、少し登ったところでアイゼン(6本爪)をつけることにしました。

急登の登山道

どんどんと高度を上げていきます。高度が上がってくるにつれ傾斜がきつくなってきます。

空と樹木

息も上がってきてつらくなってきました。そんな時に空を見上げると、青と白のコントラストがきれいです。これで、やる気が復活!!

岩場入り口

森林限界を抜けて岩場に入ります。

山頂手前の岩場

岩場には歩くのに困るような積雪はありません。あと少しで山頂です。

蓼科山山頂

10:20に蓼科山山頂に到着しました。今日は風が弱くて、居心地がいいですね。天気も良くて、360度の眺望です。

南八ヶ岳と南アルプス

南八ヶ岳と、その向こうに南アルプス。

北アルプス

北アルプスの槍穂方面。

後立山連峰

後立山もきれいに見えました。

蓼科山山頂 ~ 大河原峠 ~ 竜源橋

景色を堪能したところで、時間もあるため予定通り大河原峠経由で竜源橋に下山します。もし蓼科山荘からラッセルが必要そうなら、直接天祥寺原に下るつもりです。

上から蓼科山荘

蓼科山荘が見えました。まずは山荘まで下っていきます。

蓼科山荘前の登り

ここを下ってきました。下から見ると壁のようですが、しっかりと積雪があるので下るのに苦労はありません。

蓼科山荘

蓼科山荘に到着しました。少し早いですが、ここで昼食をとります。

いつもはにぎやかな山荘前ですが、どうやらコロナウイルスの感染拡大防止のため、白樺高原のゴンドラが運休しているようで誰もいませんでした。

大河原峠への登山道

おなかも満たされたので出発します。大河原峠方面への登山道にはトレースがしっかりありました。

一定間隔でピンクテープのマークもありますので、方向さえ間違わなければトレースが薄くなっても進めそうです。

ピンクテープのマーク

こんな感じのマークです。ただし、トレースを外すと踏み抜きますので注意が必要です。

大河原峠

大河原峠(大河原ヒュッテ)に到着です。所々に薄くトレースが残っていますが、はっきりしたものは見当たりませんでした。
では天祥寺原に向かいます。

天祥寺原

やっとの思いで天祥寺原に到着しました。はっきりとしたトレースは見つからなかったので、ピンクテープのマークを目安に進みましたが、そこらじゅうで踏み抜きます。三歩進んでは踏み抜く、また三歩進んでは踏み抜く、まさに踏み抜き地獄です。膝上までは普通、軽く太ももまで沈むところもあります。普段の三倍疲れました。ワカンを持ってくればよかった…。
(でも、ワカンでも沈むかも)

蓼科山の稜線

途中、開けたところで振り返ってみると歩いた稜線が見えました。ここを歩いているときはとても気持ちよかったのに…。

竜源橋登山口

竜源橋登山口に下山しました。天祥寺原からしばらく歩くと樹林帯に入りますが、こちらも道もガチガチに凍っています。雪すら乗っていません。結局登山口までアイゼンつけっぱなしでした。
さあ、ここからアスファルトの道を駐車場まで戻ります。

まとめ

積雪期でも人気の山域なので、歩く人は少ないものの大河原峠方面もトレースはあるだろうと思っていましたが無かったですね(笑)

道はわかっているし、ピンクテープのマークもあるので迷うことはありませんが、まさかあんなに踏み抜きが多いとは…。今のところ、大河原峠経由はあまりお勧めできるコースではないですね。

いや~、それにしても疲れました。

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