西岳(2398m)

西岳山頂 八ヶ岳

3月1日 遅くなった2020年登り初め

 気付けばもう3月、今年になって初めての山行です。記録を見ると去年の12月8日以来で、3カ月近く経っていました。ちょっとサボりすぎですね。

 本日の目的地は八ヶ岳の西岳(標高2398m)です。いくつかコースはありますが、富士見高原スキー場を登り口としたコースで登ります。このコースのほとんどは樹林帯の中で、単調な登りが続きます。正直にいうと、あまり面白コースとは言えません。

 西岳には積雪期しか来ません。私にとって危険と思うところはないので、シーズン初めの冬靴慣らしとか、体の調子を見るときとか、のんびり登りたいときにはちょうどいい山です。山頂からの展望も良くて、目の前の編笠岳は迫力のある山容を見せてくれます。さらには権現岳、木々の間から見え隠れする赤岳や阿弥陀岳の姿も見ることもできます。

=コースタイム=
富士見高原スキー場(1333m)(7:45) ▶ 不動清水(8:10) ▶ 西岳山頂(2398m)(10:45) ▶ 昼食 ▶ 西岳山頂(11:45) ▶ 不動清水(12:50) ▶ 富士見高原スキー場(13:15)
活動時間(休憩含) 5:30   高低差 1065m

富士見高原スキー場駐車場

富士見高原スキー場に車を止めてスタートです。駐車場に来るまで道路に雪は全くありませんでした。雪が降った年でも、スキー場があるので除雪はされています。ゴルフコースの脇を通って登山口に向かいます。

林道ゲート

林道に入って少し進むとゲートがあるので、脇から抜けて先に進みます。その先が登山口です。

西岳登山口

登山口に到着しました。駐車場からここまで5分ぐらいです。ここで登山届を提出、ポストは右の黄色い箱です。

西岳登山道

ここから登山開始です。雪は全くありません。

登山道沿いの枯れ沢

登山道に沿った枯れ沢です。去年の台風19号の影響でしょうか、大量に倒木があります。八ヶ岳は随分と被害が出たと聞いていましたが、目の当たりにすると自然の怖さを実感します。

登山道の枯れ沢

いつもは枯れた沢を横切って、ここを登っていくのですが、地形が変わっていました。
(後で気づいたのですが、こちらへは来ないように迂回路ができていました)

不動清水

不動清水まで来ました。未明に降ったのでしょうか、このあたりからうっすら雪が残っています。
長命水、飲んでみましたがぬるかった…。

林道出会いその1

登山道は全部で3回林道を横切ります。その1回目です。ここまで、雪はうっすら乗っている程度ですが、雪の下は凍っています。このまま気温が上がれば溶けて…下山時の泥だらけを覚悟します。

樹林帯の登山道

しばらくは樹林帯の中を進みます。展望は全くありません。ゆるくもなく、きつくもない登山道を永遠と進む感じです。時折、木々の間から見える青空が、登る気持ちを支えてくれます。

山頂手前の岩場

少し開けたところに出ました。ここまでくると山頂はもうすぐです。

西岳山頂

スタートから約3時間で西岳山頂に到着です。この時期の八ヶ岳にしては珍しく風はほとんどありません。天気も良く絶好の登山日和です。

編笠岳

目の前には編笠岳です。ここから見ると山名の通り、編笠のようなきれいな三角形ですね。

権現岳

右は権現岳でしょうか、左側には木々に隠れていますが、赤岳と阿弥陀岳。

インスタントラーメンとおにぎり

時間もあるし、天気も良いので山頂で昼食をとります。今日はインスタントラーメンとおにぎりで雑炊です。

久々に1時間も山頂で楽しんでしまいました。名残り惜しいのですが下山します。
登った道をそのまま戻ります。

新しい分岐

台風19号の影響でしょうか、道が変わっています。今までの分岐より少し林道を下ったところです。道標があるので迷うことはないと思いますが…。

林道合流

林道に合流しました。登りの時は気付きませんでしたが、こちらが正規のルートのようです。下山の時はここを左に進みます。

富士見高原スキー場の駐車場

無事下山しました。

今年は積雪が少ないこともあって、アイゼンは使わずに登りました。標高の高いところは溶けずに凍っているところもあるので下りは6本爪のアイゼンをつけています。
 1カ所だけ、登山道をふさぐように倒木があり、迂回しているところがあります。間違えないように木を並べて遮っていますが、気にしていないと下りで間違えそうなので注意が必要です。

 記録を見てみると、去年の12月8日の蓼科山以来、約3か月ぶりの登山でした。疲れるわけです…。
今回は、高低差約1080m、休憩含めて5時間30分の山行でした。

コメント

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