1月11日 2021年登り初め
2021年も10日が過ぎてしましましたが、やっと登山に行くことができました。
年末年始の寒波のおかげで八ヶ岳にも積雪があったようなので、登り初めは少し軽めの北横岳に登ることにしました。
北横岳は積雪期の登山でも入門コースで、アイゼンを使った歩行ができれば特別な技術は必要ありません。登山道と並行して北八ヶ岳ロープウェイが通っていて、ロープウェイを使うと”坪庭”という広く平らな中間地点まで一気に標高が稼げますが、登る時間が短すぎるので今回は登山口から登ります。
また、この時期の八ヶ岳は森林限界を越えるととても強い風に見舞われることが多いので、寒さ対策はしっかりとする必要があります。
山と高原地図のコースタイムは、登り:3時間10分 下り:2時間30分 往復:5時間40分です。
出典:YAMAP
=コースタイム=
ピラタス蓼科スノーリゾート(8:25)▶坪庭(9:45)▶北横岳ヒュッテ(10:45)▶北横岳(南峰)(11:04)▶北横岳(北峰)(11:15)▶坪庭(12:00)▶ピラタス蓼科スノーリゾート(12:55)
活動時間(休憩含む):4時間30分 累計標高差:734m
駐車場と登山口
ピラタス蓼科スノーリゾートの駐車場を利用。ロープウェイを利用するときもここです。トイレも山麓駅あります。駐車場の東側が登山口に近く空いていることが多いので便利ですよ。

登山口には高くて大きな道標が立ってます。

登山口の近くに登山届を出せるポストはありません。紙で提出するときはロープウェイ山頂駅の建物の中にポストがあるので、そこまで持っていく必要があります。
アイゼンを付けていたら外すのも面倒だったので、今回はコンパスで提出しました。
登山口 ~ 坪庭(山頂駅)
年末年始の寒波は八ヶ岳に雪を降らせてくれたようで、登山口にも程よい積雪があります。上に行けばきれいな雪景色が見られることを期待してスタート。

最初は笹藪の中を進みます。ここ数年、こんなに雪があるのは珍しいのでは…

20分ぐらいすると平らなところに出て視界が広がります。この時間は薄曇りで山々がイマイチきれいに見えなくて残念。
木に隠れてしまっているけど、正面に見える稜線のコルにロープウェイの山頂駅があります。

1回だけスキーのゲレンデを横切るところがあります。ロープウェイの始発後ならスキーヤーに注意して横断してください。

ゲレンデと並行して登ります。この辺りは斜度もあってキツく踏ん張りどころ。この日は雪の状態が良かったのでアイゼンは装着せず登りましたが、状況によって判断が必要なところですね。

AM9:45 坪庭に到着。休憩を取りつつ軽アイゼン(6本爪)を装着。坪庭にこれだけ積雪があれば、山頂までの登山道にも十分な積雪があると思われます。
坪庭(山頂駅) ~ 北横岳
平らな坪庭を20分ほど歩きます。曇り空のせいか、周りはモノトーンの景色。

こんな時に吹雪かれたら一瞬にして道を見失いますね。

坪庭を過ぎて橋を渡ると本格的な登りに。樹々に雪が付いていて、いい雰囲気の登山になってます。

三ツ岳分岐を過ぎて北横岳ヒュッテに到着。ここから山頂までもうひと登り。

樹々に着く雪の量も多くなってきました。今年はりっぱなモンスターが期待できるかも。

北横岳南峰に到着。いつもなら山頂の雪を吹き飛ばすぐらいの強い風が吹いているのですが、今日は運の良いことに微風です。
南八ヶ岳方面にガスが湧いていて見えないし、南アルプスもガスで隠れているので北峰に向かいます。

雪の間を通り抜けると北峰の山頂。

AM11:15 北横岳北峰の山頂に到着。こちらも風は弱いです。周りの雲は多いですが、まずまずの眺めです。

昨年末に登った蓼科山。ずいぶんと雪が増えたみたいです。

南八ヶ岳の山々も白さが増してきました。

昨年はどこのピークも踏めなかった南アルプス。今年はいけるといいなぁ…

幻想的な風景に浸りつつ、下山することにしました。
まとめ
いかがでしたか?
冬山の入門コースなので、よほどの降雪がなければいつでも楽しめるコースです。自分の体力に合わせてロープウェイを使ってもいいし、登山口(山麓駅)から登るのも面白いですよ。ただし、入門といっても標高は2500m近い山岳なので、冬山の装備だけはしっかりと整えて登るようにしてください。
坪庭を基点に縞枯山~茶臼山や三ツ岳~雨池山を周回するコースもあります。難易度も低く日帰りも可能なので、これから冬山を始めたいなという人にはおすすめの山域です。
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