2月14日 美濃戸口から好天の山頂へ
先週の天狗岳から南に下がり硫黄岳へ。運動不足を少しでも解消すべく美濃戸口からスタート。賑わう赤岳鉱泉を経由して硫黄岳に向かうコースとしました。
天気予報では3月下旬か4月上旬の陽気になるとのことでしたが、まさしく予報通りで残雪期を歩いているかのように感じた山行でした。
山と高原地図のコースタイムは、登り:5時間10分 下り:3時間55分 往復:9時間5分です。
出典:YAMAP
=実際のコースタイム=
美濃戸口(6:40)▶美濃戸(7:30)▶堰堤広場(8:20)▶赤岳鉱泉(9:15)▶赤岩の頭(10:40)▶硫黄岳(11:10)(11:45)▶赤岩の頭(11:55)(12:35)▶赤岳鉱泉(13:10)▶美濃戸(14:20)▶美濃戸口(15:15)
活動時間(休憩時間含む):8時間35分 累計標高差:1405m
駐車場と登山口
諏訪南インターチェンジから車で約15分、美濃戸口に到着。道路上に積雪はほとんどありませんでした。車は4WD +スタッドレス+チェーンありなのですが、今回は歩く距離を長くしたかったので美濃戸口からのスタートにしました。あとで後悔しましたが…。
駐車場は30台ぐらい停まっていたでしょうか、空きはまだまだありました。駐車料金は¥500/日、コーヒー付きです。
トイレ(有料)と登山届のポストは八ヶ岳山荘の隣にあります。登山口は道を挟んだ反対側。

美濃戸口 ~ 美濃戸 ~ 赤岳鉱泉
美濃戸口から美濃戸までは林道歩きです。

ずいぶんとショートカットされた道ができてきました…が、凍ってます。

チェーンアイゼンを履こうか迷いましたが、歩けないわけではないのでそのまま進む。

美濃戸に到着、北沢に行きます。
ここでチェーンスパイクを履きます。過去に散々苦労して歩いた冬の北沢を歩くためにチェーンスパイクを買ったようなもんですから惜しみなく使います(笑)
堰堤広場に到着。今年はいつもに比べると雪が多めですね。

右側の橋を渡ります。
この赤い沢を見るたびに赤岳鉱泉に向かっていると実感します。

正面に大同心が見えてきました。ここまで来ると赤岳鉱泉もそれほど遠くありません。

赤岳鉱泉に到着。それにしてもいい天気!

やっぱり赤岳鉱泉は人が多かった。テントもまだ10張以上は残ってました。
赤岳鉱泉 ~ 赤岩の頭 ~ 硫黄岳
少し休憩して硫黄岳に向かいます。

赤岳鉱泉から赤岩の頭手前までは樹林帯の中。赤岩の頭の手前まで斜度は急にならないので、チェーンスパイクのままにしました。
でも、これが失敗!
気温が上がるにつれ雪が解け始め、チェーンスパイクに雪が引っ付いてダンゴができます。とても歩きにくい…、チェーンスパイクの欠点です。
何度も何度も雪のダンゴを落としながら赤岩の頭に出ます。

正式には山頂とのコルで赤岩の頭ではありません。赤岩の頭はコルを左に登ったところです(硫黄岳山頂は右へ)。
私は、山頂からの眺望より、ここから見た赤岳が好きです。手前の急斜面を上がってコルに立ち、振り返った時の視界に飛び込んでくる赤岳や阿弥陀岳に目を奪われます。

思わずこの展望に浸ってしまいます(笑)
コルから20分ほどで硫黄岳山頂です。

山頂からは360度の大パノラマ!北アルプスは白馬岳まで見えました。

蓼科山の向こうには、長く続く北アルプスの峰々。

迫力満点の南八ヶ岳、奥は南アルプスの仙丈ケ岳と甲斐駒ヶ岳。
いつも賑わっている硫黄岳ですが、この日の登山者は少なめ?
横岳方面から縦走してくる人も見当たりませんね。今いないだけかな…。
山頂では風も弱く景色も楽しめました。
チェーンスパイクのだと雪が引っ付いてまともに歩けないそうにないので、アイゼンに履き替えて下山します。
ここからの美濃戸まではあっという間。
でも、ここから美濃戸口まではダラダラとした林道歩き。朝は凍っていた轍が、溶けて小川のようになってます。雪はシャビシャビ、地面はドロドロ、歩いてきたことを後悔しつつ無事下山しました。
まとめ
天気が良ければ最高の景色が堪能できる硫黄岳、難しいところはないし日帰りでも行けて楽しめるコースです。
日帰りで行くなら美濃戸まで車では行ったほうが時間や体力の節約になりますが、積雪期は雪道に対応した車じゃないと行けません。4WD +スタッドレスタイヤ+チェーンが無難です。入口にも「チェーン必要」の注意喚起があります。途中で動けなくなって他の車の迷惑ならないように気を付けましょう。
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