4月25日 三ツ頭経由で周回する
権現岳の登山口のひとつである観音平までの道は冬期通行止めになるが、4月24日で解除になったので久々に足を運んでみた。
編笠岳を巻いて青年小屋に行き、権現岳を登ってから引き返して編笠岳経由で下山する予定でしたが、周回できるコースが取れるので、権現岳からは三ツ頭経由で下山することにした。
でもこれが失敗!
前三ツ頭分岐から木戸口公園近くまでは、中途半端に残った雪と粘土質の道で滑るやら、歩きにくいやらで苦労しました。
それに、尾根から外れないようにすれば迷うことはありませんが、トレースはわかりにくいかった。
最後は駐車場に登って戻るので、これがイマイチ納得できないなぁ…。
山と高原地図のコースタイムは、登り:4時間30分 下り:3時間25分 往復8時間5分です。
出典:YAMAP
=実際のコースタイム=
観音平(6:40)▶雲海(7:25)▶押手川(8:05)▶青年小屋(9:30)▶権現小屋(11:05)▶権現岳(11:10)(12:00)▶三ツ頭(12:30)▶観音平(14:50)
活動時間:8時間10分(休憩含む) 累計標高差:1360m
駐車場と登山口
小渕沢ICから10~15分ぐらいでしょうか、昨日から通行止めが解除になった久しぶりの観音平。
いつもは駐車場からあふれんばかりに(週末はよくあふれてるけど)車があるのに、この日は5台だけ。

こんなこともあるのかと準備をしてスタート。
駐車場にトイレはないので注意してください。登山届は登山口の脇にポストあり、ここで提出しました。
登山口 ~ 青年小屋
いまいちはっきりしない空模様の中、AM6:40に登山口をスタート。

しばらくは勾配の緩やかな樹林帯の中を進みます。
時折り、青空も見える。

「雲海」に到着。約2ヶ月ぶりとなった登山、傾斜が緩いといえ息が上がります。

「押手川」に到着。スタートから約1時間30分、ここで少し長めの休憩。

押手川までは残雪も凍ったところもほとんどなかったのですが、この先はチラホラ白いものが見え隠れしてます。
編笠岳には寄らないので、直接青年小屋に向かう巻き道(東側の谷沿い)を進みます。
進むに従って残雪と凍結路が増えてきます。足の踏み場を選んでいけばアイゼン無しでも歩けますが、アイゼンを付けたほうが楽だったかも…。

スタートから2時間50分で「青年小屋」、営業開始は5月1日からのようです。

ここでも登山者の姿を見ません。みんな、どこに行ってしまったのだろう⁇
青年小屋 ~ 権現岳
休憩もそこそこに青年小屋を出発、のろし場に向かいます。
途中で下山中の1組とすれ違います。完璧な冬山装備だったのでちょっと心配になりましたが、下から見たクサリ場に雪はなかったし、足元の雪もたいした量ではないのでそのまま進みます。
「のろし場」到着。先のギボシと権現岳の上には嫌な雲が広がってます。

のろし場を過ぎたあたりから雪が降ってきました。降りは強くないですが、積もらないことを祈ります。
クサリ場には雪はほとんどありませんが、稜線上には残っているところもあるので滑落しないよう注意します。北側に落ちたら止まりそうにありませんから…。
権現小屋と山頂が近くなってきました。山頂の岩の上に人がいて声が聞こえます。

権現小屋を通過。

赤岳に続く稜線に出ました。いつ見ても凛々しい赤岳。

スタートから4時間30分で「権現岳」山頂到着です。

残念ながら、雲がかかってしまい富士山も南アルプスも見えません。
少し前まで雪が降っていましたが、風はあるもののそれほど寒くありません。せっかくなので山頂で昼食を取ります。
権現岳 ~ 三ツ頭 ~ 観音平
最初の予定では、権現岳から青年小屋に戻り編笠岳に登るつもりでしたが、周回するコースが取れるので三ツ頭経由で下山することにしました。
これが失敗の始まりでしたが…。
PM0:00頃、山頂を出発します。
山頂から標高2520mぐらいまで下ります。権現岳は2715mなので標高差にして約195m下り、三ツ頭(2580m)まで60mぐらい登り返します。

三ツ頭からさっきまでいた権現岳を振り返ってみました。

三ツ頭から100m進んだところにある分岐を「木戸口公園」方面に進みます。

まずは残雪の急斜面、アイゼンなどの滑り止めがないと歩きにくいです。それに凍り気味の雪はトレースが付きづらくコースがわかりづらいので、赤テープを探しながら歩きます。
尾根に出てからは硬くなった雪と泥でとても滑りやすい登山道が木戸口公園付近まで続きます。
トレースが付きにくいので道もわかりにくいのですが、尾根を右手に見て外さないように歩きます。
「木戸口公園」に到着。ここからはダラダラと長い下りになります。

「ヘリポート跡」。何に使っていたのかはわかりませんが、眺めは良いですね。

「八ヶ岳横断歩道」まで下りてきました。ここから観音平まで戻ります。


まとめ
過去の記録を見てみたら8年ぶりの権現岳でした。
クサリ場などの岩場には雪がないので、稜線上の積雪に気を付ければ難しいところはありません。
途中で雪も降ってきて天気は今ひとつで、たいした眺望も得られませんでしたが、久しぶりに長く歩きましたね。
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