天狗岳(2646m)

 4月4日 ソロ日帰り登山

最近、週末の天候が安定しないために登る山に迷います。北アルプスは良くなさそうで、4日なら八ヶ岳は天気が持ちそうという予報でした。今シーズンの八ヶ岳雪山登り納めということで天狗岳に決めました。

=コースタイム=
唐沢鉱泉(7:45) ▶ 西尾根出合い(8:25) ▶ 第一展望台(9:10) ▶ 第二展望台(9:30) ▶ 西天狗岳山頂(10:15) ▶ 東天狗岳山頂(10:35) ▶ 中山峠(11:05) ▶ 黒百合ヒュッテ(11:10) ▶ 渋の湯方面分岐(11:30) ▶ 唐沢鉱泉(12:05)

活動時間:4時間20分(休憩含む)

登山口と駐車場の様子

 積雪期の天狗岳に登るときは渋の湯の登山口から入山するのですが、今シーズンは雪が少ないおかげで唐沢鉱泉までの林道に積雪がありません。今回は唐沢鉱泉の登山口から入山して、西尾根を登り、西天狗岳 ⇒ 東天狗岳 ⇒ 中山峠 ⇒ 唐沢鉱泉に戻る周回コースにしました。

 駐車場までの道に積雪はなく、通行に困難なところもありません。午前7時30分頃に駐車場に到着しましたが、20台ぐらい停まっていました。駐車スペースに少し雪の残っているところがありましたが、駐車するのに困ることはありません。

 また、トイレはあるのですが冬季は閉鎖中です。登山届は唐沢鉱泉の入り口手前にポストがあります。

登山口から山頂まで ~快適な西尾根~

唐沢鉱泉

 唐沢鉱泉は冬季休業中です。

登山口

 唐沢鉱泉登山口です。予定より15分遅れでスタートとなりました。

樹林帯の登山道

 この時期はいつものことですが、最初からガチガチに凍っています。足の置き場に注意しないとまともに歩くことができません。

チェーンスパイク

 スタートして5分、ガチガチの氷の上はとてもじゃないけど歩けませんでしたのでチェーンスパイクを付けました。初めて使いましたが、なかなか快適に進めます。

西尾根出合い

 西尾根まで登ってきました。凍っていること以外はここまで特に危険な箇所はありません。トレースもありますので迷いそうなところもないです。

道しるべ

 赤いリボンの目印が適度な間隔であります。登山道は凍っているので足元が気になりますが、進行方向を確認しつつ進めば見落とすことはなさそうです。

第一展望台

 第一展望台に到着です。岩が出ていますので、アイゼンを引っかけて転倒しないように注意が必要です。ここは北側も南側も視界が開けているので展望が良く、休憩するには良い場所です。

樹林帯の登山道

 第一展望台を過ぎると、再び樹林帯を進みます。そこそこの急登で息が切れます。

第二展望台

 急登を上り詰め、少し下ったところが第二展望台です。ここは東側と南側の視界が開けています。

南八ヶ岳

 南八ヶ岳オールスターズ。雲が掛かってきました。

西天狗岳

 進行方向には西天狗岳。雪は少なさそうです。

西天狗岳への急登

 西天狗岳への最後の登りです。先の岩場を登っていきます。雪が少なくマークを見えていますので、登るルートに困ることはなさそうです。

西天狗岳山頂

 西天狗岳山頂に到着です。岩場は夏道とほぼ同じルートで登りました。アイゼンの爪を引っかけないように注意が必要です。南八ヶ岳方面にはイやな色の雲が掛かってきました。

東天狗岳

 これから向かう東天狗岳です。20分ほどで行ける距離にあります。西天狗岳と違ってゴツゴツしていますね。

東天狗岳山頂

 東天狗岳山頂に到着です。西天狗岳より風が強いでね。ジッとしていても寒いので、早々に下山します。

東天狗岳から唐沢鉱泉まで

南八ヶ岳

 南八ヶ岳にはどんよりとした雲が掛かってきました。今日一日は天気が持ちそうという予報でしたが、崩れてきそうな空模様になってきたので、ちょっと急ぎます。

トラバース箇所

 中山峠の向かう途中で、短い距離ですがトラバースするところがあります。雪が緩むと滑りやすくなるので注意が必要です。

中山峠

 中山峠まで下りてきました。休憩されていた登山者の方と少し話をして先に進みます。

黒百合ヒュッテ

 黒百合ヒュッテに到着。ここで昼食を取ろうと思いましたが、雪ならいいのですが、雨やミゾレに降られるのも嫌だったのでそのまま進みます。

下山道

 黒百合ヒュッテからの下山道です。ほぼ樹林帯の中を進みます。凍っているところもありますので、アイゼンを付けたほうが安全に歩けそうです。

分岐

 渋の湯登山口との分岐です。唐沢鉱泉のほうに進みます。

唐沢

 唐沢まで無事に戻ってきました。危険なところや迷いそうなところは無かったのですが、ガチガチに凍っているところはたくさんあるので注意が必要です。

まとめ

 雨や雪に降られることもなく下山することができました。樹林帯の中の登山道は、例年通りガチガチに凍っています。今回初めてチェーンスパイクを使ってみましたが、役に立ったところは多かったです。(後日、チェーンスパイクを使用した感想を書こうと思います)

 危険と思われるところがほとんどないため雪山登山の入門コースで、いつもはたくさんの登山者いるのですが、この日は少なかったです。外出自粛の影響でしょうか…。

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