2月21~22日 青空の中、八ヶ岳の主峰赤岳
ここ最近、八ヶ岳のピークに登っては眺めていた赤岳。 そろそろ登るころだと思っていました。
日帰りも考えたけれど、平日に休みが取れたので一泊して登ることに。 去年は一度も山小屋に泊まることがなかったので、 ほんのわずかでも山小屋の売り上げの足しになればいいなと思い、赤岳鉱泉に泊まることに、しかも個室!
初日は時間があるので美濃戸口からスタートにしました。
山と高原地図のコースタイムは、1日目 登り:3時間 2日目:登り:2時間35分 下り:4時間
2日間の合計:9時間35分です。
出典:YAMAP
=実際のコースタイム=
【1日目】
美濃戸口(10:35)▶美濃戸(11:35)▶堰堤広場(12:25)▶赤岳鉱泉(12:25)
【2日目】
赤岳鉱泉(7:10)▶行者小屋(7:40)▶文三郎尾根分岐(9:05)▶赤岳(9:30)▶赤岳天望荘(10:15)▶地蔵の頭(10:30)▶行者小屋(11:25)(12:20)▶美濃戸(13:40)▶美濃戸口(14:30)
活動時間(休憩時間含む):10時間15分 累計標高差:1507m
駐車場と登山口
先週と同じ美濃戸口です。登山口の情報はこちらの記事を参考にしてください。
美濃戸口 ~ 美濃戸 ~ 赤岳鉱泉
ここも先週とほとんど変わりませんが、雪や氷は減りました。

美濃戸口からすぐの林道は、ほとんど雪はなくなりました。
スタート時間が遅いせいもあって、轍は川になってます。

赤岳鉱泉到着、今日もきれいな青空が広がっています。

赤岳鉱泉の様子と感染対策
10年ぶりに赤岳鉱泉に宿泊します。前回は東日本大震災の翌日でした。
気になっていた感染対策ですが、かなり徹底されてました。受付は人が密集するのことを避け、先に部屋に通されます。そこで問診票や宿泊者名簿を記入してから受付です。
食事もテーブルに仕切りがされていて、更に間隔をあけています。普段なら1回の食事時間で済みそうな宿泊者数でしたが、密集しないように3回に分けていました。
大部屋も個々のスペースに仕切りが設けられています。

朝の出発時間のころは、どうしても出入り口に人が集まりがちにはなってしまいますが、ここは個人で気を付けるべきところでしょう。
いろいろと対策を施していただいているので、安心して利用できました。
ちなみに泊まった部屋はこちら。

二人では広すぎた…。
赤岳鉱泉 ~ 赤岳
2日目スタートです。今日も天気は良いけど、昨日に続いて強風の予報が出ているので、稜線での行動には注意しなければなりません。

7:40 行者小屋に到着。ここまで地味な道ですが意外と疲れます。

テント場の横を通って文三郎尾根に向かいます。

トレースは付いているし、アイゼンもよく効くので順調に高度を上げていきます。

一息ついているときに見た中岳と阿弥陀岳。バックの青空になんとも映える山容です。

もうすぐで文三郎尾根分岐。トレースはあるもののトラバースなので慎重に!

文三郎尾根分岐に到着。稜線に出るとそこそこ風はありますが、それほど強くありませんでした。

ここから見る阿弥陀岳は迫力があります。

もう少し進むと雪と岩の入り混じった登山道に入ります。アイゼンを引っかけないように気を付けます。

赤岳山頂に到着。ヘルメットを持ってきているのにかぶり忘れていたという失態を・・・
権現岳の向こうに南アルプス。今年こそ1回ぐらいは行きたいなぁ~。

地蔵尾根から下山するので北側に向かいます。

距離は短いけど両端は切れ落ちているので気を付けて通過。

まずは赤岳展望荘まで、急な斜面の下りです。
振り返るとこんな感じです。

赤岳天望荘まで下りてきました。

風でツララが曲がってできた?
山頂で取り忘れた富士山、「ヤマザキ」と一緒に。

地蔵の頭まで来ました。ここから地蔵尾根を下ります。

文三郎尾根に比べると地蔵尾根の方が急斜面です。手すりは出ているものの、短いナイフリッジもあるので慎重に下ります。アイゼンやピッケルでの下降技術が必要ですよ。

地蔵尾根の下の方です。写真ではなかなか斜度が伝わらないのですが、ほとんど壁です。
行者小屋に到着。昼食を取って南沢を下ります。

下山間際、名残惜しいですが、さっきまでいた赤岳を見上げてみます。

まとめ
久しぶりの赤岳を堪能しました。しかも小屋泊というぜいたくな山行です。
赤岳山頂までは風も弱かったのですが、山頂から北側はそれなりに強くなってきました。そんなこともあるんですね。
赤岳は雪山のレベルだと中級程度になるようです。急な斜面の登り下りや岩場の通過があるので、アイゼンを装着しての歩行やピッケルの使い方を十分練習してから挑戦しましょう。
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