7月18日 梅雨明け最初は涼しさを求めて針ノ木岳へ
甲信地方も梅雨明けしました。でも、途端に暑くなりました。
こんな時は涼しげな雪渓歩きがいい!
ということで、昨年は閉鎖されていた針ノ木雪渓経由で針ノ木岳へ登ることにしました。
インターネットで情報を集めると、雪渓はまだ上の方まで歩けそうです。針ノ木峠から針ノ木岳間で残雪をトラバースする可能性ありなので、アイゼン(6本爪)とピッケルを持っていきます。
山と高原地図のコースタイムは、登り:6時間 下り:3時間30分 往復:9時間30分です。
長丁場ですが、雪渓を長い距離歩けるので時間は短縮できるのではないかと。12時を目安に下山することとします。
出典:YAMAP
=実際のコースタイム=
扇沢登山口(5:20)▶大沢小屋(6:00)▶針ノ木峠(8:00)▶針ノ木岳(9:10)(9:40)▶針ノ木峠(10:10)▶大沢小屋(11:25)▶扇沢登山口(11:55)
活動時間(休憩含む):6時間35分 累計標高差:1475m
登山口と駐車場
針ノ木岳の登山口は黒部立山アルペンルート扇沢駅の西側にあります。

登山届のポストも設置されています。
この時期は遭対協による「夏山相談所」が開設されていましたので、そちらに提出しました。
駐車場は、無料の市営駐車場2カ所、扇沢駅正面に有料駐車場があります。
AM5:00頃に到着しましたが、市営の第2駐車場が開いていたので止めました。

これからの時期は、アルペンルートに向かう一般の観光客でも賑わうので、駐車場はすぐ満車になってしまいます。
トイレは扇沢駅のものを利用します。
登山口 ~ 大沢小屋 ~ 針ノ木峠 ~ 針ノ木岳
AM5:20頃に登山口をスタートしました。

天気は期待できそうです。

篭川沿いの作業道と呼ばれる道から入ります。「慎太郎祭」で会場に向かうルートです。
途中に大きな堰堤が現れますが、ハシゴが設置されているので難なく通過。

アルミハシゴ付きの丈夫な丸太橋を渡ります。

大沢小屋脇のレリーフです。今シーズンも大沢小屋は休業。トイレ、水場は使えません。アイゼンも借りられないので注意してください。

雪渓に入りました。ここからひたすら登ります。
稜線から吹き降ろしてくる山風が心地よいのですが、やっぱり暑い‼
最初はアイゼンを付けずに歩いていましたが、朝のうちは雪面が硬く歩きにくいかったので、ノドのあたりでアイゼンつけました。

振り返ると、先月登った爺ヶ岳。あっちも天気良さそうです。

最終の水場(大岩)手前です。まだ雪の上を歩けそうです。

最終水場から少し登ったところで雪渓歩きも終わり、夏道を歩きます。

息も絶え絶え、つづら折りの夏道を進みます。

AM8:00 針ノ木峠に到着。

これだけ天気が良ければ布団も干すよね。
少し休憩して針ノ木岳に向かいます。

針ノ木峠から約50分で針ノ木岳山頂に到着しました。
途中、残雪をトラバースするようなところなく、すべて夏道を歩けます。
雲もほとんどなく山頂から展望はサイコーでした。


富士山の両脇は八ヶ岳と南アルプス


一番奥は白馬岳かな…


景色を存分に楽しんで下山しました。
出会った高山植物
オオバミゾホウズキ クルマユリ シラネアオイ アオノツガザクラ ミヤマオダマキ ニッコウキスゲ トリカブト チングルマとイワカガミ
間違っているものがあれば、一報くださるとうれしいです。
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