3月7日 奇石怪石を楽しみに!
瑞牆山荘から金峰山に登った時、途中で見た『巨大』という言葉だけでは言いあらわすことができないような巨石が連なり積み重なったような瑞牆山。
この山容をみて近々登りたいと思っていました。
いろいろなサイトを見ていると、この時期は登山者も少なそうなので、天気を見計らって登ることにしました。
登山口は瑞牆山荘でピストンします。
山と高原地図のコースタイムは、登り:2時間50分 下り:2時間10分 往復:5時間です。
出典:YAMAP
=実際のコースタイム=
駐車場(8:10)▶富士見平小屋(8:50)▶桃太郎岩(9:30)▶瑞牆山山頂(10:45)(12:10)▶富士見平小屋(13:20)▶駐車場(13:55)
活動時間(休憩含む):5時間45分 累計標高差:945m
駐車場と登山口
瑞牆山荘から50mほど入った無料駐車場を利用。

トップシーズンは溢れんばかりの駐車場ですが、この時期は空いてますね。
瑞牆山荘横のトイレは冬季閉鎖中、前もって済ませておくことをおすすめします。
駐車場脇の入口から登山道に向かいます。

登山届は、瑞牆山荘もしくは富士見平小屋にポストがあります。瑞牆山荘に寄らないので、今回はコンパスで提出しました。
登山口 ~ 富士見平小屋 ~ 瑞牆山
AM8:10 登山口をスタート、曇り空というかガスのなか。

この時の外気温は約2℃。少しヒンヤリしますが、寒いというほどではありません。
林道を横切り、大きな石の間を抜けながら急登を登ります。

最初の急登を登りきったとこらか瑞牆山が一望できるのですが、今日はガスってまったく見えず…。
富士見平小屋(休業中)に到着、ここまで積雪も凍結もほとんどなし。
ここでも登山届を出すことができます。テントを撤収している人がひとりだけいましたが、他にテントはありません。

トイレは使用できました(有料)。瑞牆山荘横のトイレは使えないので、ここが使えるとありがたい。
では、小屋の脇から瑞牆山に向かいます。

小屋を後にしてすぐに凍結路が現れます。

ここで、チェーンスパイクを装着。この先、登山道のほとんどが凍結しています。しっかりと凍っているのでアイゼンの方が安全でした。
小川山との分岐に到着。

ここから標高差で約60mの凍結路を一気に下ります。スリップ注意‼
帰りもこの登り返しはキツかった…。
下りきると天鳥川、そして桃太郎岩。

ここから先は勾配がキツくなってきて、凍結あり、クサリあり、倒木ありのなんとも登りにくい道になります。
固く凍っているとこもあり、滑り止めの爪を意識して効かせないと滑ります。特にチェーンスパイクの場合は要注意です(本来、チェーンスパイクであるところではありませんが)。
高度を上げていくと、ガスの切れ間から巨石が見えた。山頂は近いのかな?

近くまで来るとなかなか迫力です。こんな景色が見たかった!

こんな感じの登山道が続きます。
朝、ガスの中だったせいなのか樹木の葉が白く色づいています。これが「霧氷」ですよね⁉
稜線に出たら右に進みます。

クサリが岩にへばりついて凍っています。ピッケルはないのでクサリは取り出せませんが、左から回り込んで登ることができます。

このハシゴを登ったら山頂です。

瑞牆山山頂に到着しました。スタートしてから2時間35分でした。

本来なら、対面する金峰山、南アルプス、八ヶ岳、運が良ければ富士山が見えるはずなのですが、まわりはガスに覆われていて展望はほとんどなし。

次から次へとガスが湧いてくるので、切れ間はあるものの何が見えているのかよくわかりません。
でも下をのぞくと、ものすごい高度感だけは感じます!

昼食を取りつつガスが引くのを待ちましたが状況は変わらず…
しょうがない、あきらめて下山します。
でも、下山途中で周囲が明るくなる。
すっかりガスが切れ晴天となりました。

登山あるあるですね…。
まとめ
天気は良かったのですが、残念ながら眺望は得ることができませんでしたが、山頂の高度感だけはしっかり味わいました。
登山道は、傾斜がキツく、凍結、倒木など歩きにくくなっていました。クサリ場も数カ所あります。
夏に通るのであれば難しくありませんが、滑り止めを装着しているので注意が必要ですね。
付け替えることを面倒に思って登り下りともにチェーンスパイクで歩きました。しかし、固く凍り付いているし、傾斜もあるのでアイゼンの方が安全に歩けます。
スリップや転倒することはありませんでしたが、チェーンスパイクで歩く道ではありませんでした。
今度は天気のいい日に行きたいですね。
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